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社屋と林支店長

2019.04.18

日産リーフ導入企業インタビュー:岐阜県岐阜市 リコージャパン株式会社 岐阜支社さま

#導入企業インタビュー

脱炭素社会の実現、RE100*1達成に向けた省エネモデル事業所に、日産リーフ2台を導入
会社名:リコージャパン株式会社 岐阜支社さま
岐阜県岐阜市
業種:オフィス機器販売・保守及びソリューションサービス
    
[納車]19年3月13日
[グレード]e+ X(62kWh)2台
[充電設備]急速充電器、普通充電器。
      EVパワーコンディショナー (6kW充放電器)
[使い方]支社長車、部長車
 
*1 RE100
事業活動で活用する電力を100%再生エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が加盟する国際イニシアチブ

 
 
岐阜は省エネモデル事業所に最適なところ
 
「岐阜県は水資源が豊富で、森林面積比が80%で日本一と、大変自然豊かな地です。日照量も日本で5本の指に入るため、太陽光発電も普及しています。当社として全国初となる省エネモデル事業所を開設するのに最適な立地でした」
 
 
こう話すのは、リコージャパン岐阜支社長の林徹也さん。
 
 
リコーグループは、2017年4月に脱炭素社会の実現に向けて、日本企業として初めてRE100に加盟し、「使用電力を2050年までに100%、2030年までに少なくとも30%再生エネルギーで賄う」との目標を掲げている。その取り組みの一環として、岐阜支社では、再エネ活用と徹底した省エネにより正味で75%以上の省エネルギーを達成した「Nearly ZEB」の新社屋を3月13日に竣工した。
 
 
 
ソーラーパネルとリーフの充電
 
 
 
日産リーフを蓄電池として活用すればとても安価
 
「新社屋開設にあたり、太陽光発電に関しては、電力の売電を勧められましたが、買取単価がだんだん安くなることが見込まれたので自家消費がよいと判断しました。そのために蓄電が必要ですが、60kWhの蓄電池で2, 000万円もします。
 
それなら100%電気自動車のリーフを入れると断然安価でよい。太陽光発電の電気で自家消費の余った分を、30kWhの蓄電池と62kWhのリーフに充電し、雨天や夜間、災害による停電時に事務所へ給電します。これなら雨の日でも一日電気を賄え事業を継続できます」
 
「ZEBは、省エネ、創エネ、畜エネの三位一体。 但し、省エネのために社員に我慢をさせるようにはしたくないので、リコーの『照明・空調制御システム』で、快適性と利便性を実現しています。創エネは、太陽光パネルで再生エネルギーとして発電し、畜エネは、余った電気を売電するのではなく雨天や夜間、停電時に備え蓄電します。そこでリーフが必要になるのです」
 
 
 
岐阜支社長の林徹也さま
岐阜支社長 林徹也さま
 
 
今回は、いざというときは緊急対策室になるという、2階の支社長会議室でお話を伺った。
 
 
「停電時には、1階と2階の2系統に分けて、照明やコンセントに給電します。
 
隣にある高等学校が災害時の避難拠点に指定されているのですが、発電機がないので停電時には電気が使えません。新社屋では蓄電した電気を使えるので、地域の避難所とも連携していきたいと考えてます。災害があった際でも電気が使えることはとても重要です。
 
また、日ごろから余剰電力を使ってデジタルサイネージやプロジェクションマッピングで天気予報や岐阜の名所を案内すると同時に、防犯情報を映すことで、地域社会に優しい事業所にしていきます」
 
 
事業所が"まるごとショールーム"
 
充電器
 
 
リコージャパン様は、複写機をはじめとするオフィス機器の販売、保守だけでなく、『照明・空調制御システム』を提供して、顧客の省エネの取り組みを支援している。
 
 
また。創エネ・畜エネに関しては、太陽光発電の運用保守やEV充電器の施工・保守も実施している。
 
 
新社屋には、急速充電器1台、普通充電器5台、太陽光発電から充電し社屋に給電も可能なEVパワーステーション1基も設置されている。事業所で取り組む省エネ・創エネ・蓄エネを紹介する"まるごとショールーム"となっている。
 
 
 
加速がよくて、飛ばしすぎには注意
 
林さんは、運転がお好きで、軽やかに日産リーフのハンドルを握る。
 
 
「リーフのeペダルは、最初は少し戸惑いましたが、慣れたらとても便利ですね。
 
毎月2,000~3,000㎞ほど走るので、リコージャパンの中でも一番走行距離の長い支社長だと思っています。eペダルのようなリーフの先進装備は長距離を走るのに有効です。岐阜から富山まで一人で往復することもありますが、出先で充電して帰ってこようと思っています。
 
プライベートでは実はスカイラインを何台も乗り継いでいて、車で走るのが好きなんです。リーフは加速がよくて、飛ばしすぎには注意しないといけないと思ってます」
 
 
 
運転する林支店長
 
 
 
営業車のEV化を進めて、さらにRE100に貢献
 
最後に、今後のRE100のさらなる取組に関して伺った。
 
 
「ZEBをさらに推進するには、蓄電機能のさらなる増強が必要ですが、蓄電池はこのままで、営業車を電気自動車に変えていくことを考えてます。
 
現在は、ガソリンの軽乗用車がメインなので、軽の電気自動車には期待しています。リコージャパンでは、役員車や支社長車も、順次EVやPHVに切り替えていきます。RE100達成のためにこれからもさまざまなチャレンジを続けていきます」
 
 
 
社屋とリーフ
 
 
 
RE100達成を目指す企業において、再エネ有効活用の手段として、日産リーフを活用したエネルギーマネジメントが、ますます注目されるようだ。

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